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3354.報道比較2018.5.9

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中東にむけて、トランプ氏が行動をはじめた。このコメントを書く頃には、北朝鮮との会談も順調とは言えなくなっている。国内紙は、この重要な決断にまるで反応できないでいる。

Wall Street Journal
トランプ氏、イラン核合意離脱を発表 制裁再開 (2018.5.9)

中東にむけて、トランプ氏が行動をはじめた。このコメントを書く頃には、北朝鮮との会談も順調とは言えなくなっている。私は何もかもが選挙対策だと見ている。いま中東で事を荒立てる理由は見えない。秋ギリギリになると、テロが衝動的に発火しやすく、リスクが高まる。今の時期なら、テロが起きたら、極論すれば戦争だ。平和に進めばイランと新たな合意を生める。イスラエルがらみの和平交渉を再開できる。対立が強まれば、相手が行動したら動けばいい。冷静でいられる自信があれば、混乱は支持率の源泉にもなる。極めてリスクは大きいが。このところ支持率を上げているというトランプ氏は自信が生まれたのだろう。私は過信だと思う。アメリカのリーダーで中東も朝鮮半島もまともに仕切れた人はひとりもいない。トランプ氏ができると思える理由はみつからない。
国内紙は、この重要な決断にまるで反応できないでいる。無知な主張をした昨日の日経よりは沈黙の方がいいかもしれないが。もう情報力でも国内紙は無力だ。国際情勢を扱う能力がない。

朝日新聞・社説
文大統領来日 首脳往来で関係強化を

人民網日本語版
中日韓サミット 連携して歩むのは難しくない (2018.5.8)

事前に日中韓の会談を国内紙で選んだのは朝日だけ。日経の武田のトピックは理解できるが、毎日のイタイイタイ病よりは日中、日韓の関係は注目してもいいと思うのだが。ただ、選んだ朝日や人民網も内容は薄い。集まって決めることがあるのではなく、険悪だから集まるだけでも目的になってしまっている。ひどい関係だ。2国間ではさらに課題が山積の各国。規模から考えると中国は常に主導権を持っているはずなのだが、事前に方向性を示してもいない。受動的でリーダーシップがないのに文句は人一倍。やりにくい会談になりそうだ。

産経新聞・社説
TPP拡大 機運逃さず早期の発効を

日本経済新聞・社説
日本発グローバル製薬への期待と課題

毎日新聞・社説
イタイイタイ病認定50年 重い知見、世界で教訓に

読売新聞・社説
消費増税対策 今度こそ景気減速を回避せよ

中国、韓国の首脳との会談を取り上げずに何を語るか?今日は、内容が各紙とも興味深い。逃げに回ったのとは違うようだ。ただ、どれも今の日本の立場を考えると、優先順位なら隣国との関係の方が大切な気がする。安倍政権が経済最優先といいながら、ずっと安全保障ばかりに時間を使ったような空回りに似ている。
産経のTPPにタイが参加する可能性は期待が持てる。だが、タイは軍事政権化になって4年。ビルマとともに懸念は生まれる。北朝鮮を批判する産経がその点を無視するのは意外だ。日経の主張は浅過ぎる。買収のインパクトだけに圧倒されている。以前から動向があったのだから十分に調べる時間はあった話題だ。完全に準備不足だ。毎日はいつものカレンダーに合わせた進行。内容は正論ばかりだが、誰でも書ける内容。せっかく中国が来るのだから中国の話題との関連を提案するべきだろう。読売の話題は、強く興味を引く消費税の問題だが、新聞の軽減税率を喜んでいる場合か?という点に目が行ってしまう。やがて首相も狙えるであろう小泉進次郎氏は公然と「今の時代に新聞を軽減税率の意味は不明」と言っていた。全国民が納得しているだろう。理解していないのは新聞社だけ。誰もが注目する消費税の議論を、新聞の優遇という瑣末な話にしないで欲しい。

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