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3245.報道比較2018.1.20

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この1年、もっとも壊れたのはアメリカでも自由主義でもない。メディアだ。

日本経済新聞・社説
機密費開示のルールづくりを

日経のセンスに拍手。中身のないトランプ政権の考察より、この画期的な判決の方がずっといい。価値観が壊れるだの、自由主義の破滅だという前に、日本でも政治がメルトダウンしている中、司法にも必死に抗おうとする人たちがいる現実に目を向けるべきだ。トランプ政権も同様だ。業績は評価する。だが人間性も手法も、相変わらず最悪だ。その現実を拒絶するアメリカ人が多数いる事を、私は知っている。だからアメリカにはひきつづき期待する。アメリカ政府には何も期待しないが。日本政府も、中国政府も同じだ。いま世界で起きていることは、すべて似た感覚だろう。どこの国でも政府への信任が下がっている。政府など誰がやってもいい、役立たずな時代になっただけのことだ。司法が正しい番犬をしてくれることを切望している。

人民網日本語版
中国、17年のGDPが6.9%増  史上初80兆元の大台を突破 (2018.1.19)

2018年がはじまってから、20日間。アメリカの経済紙も、日本国内紙も、まともに経済を語る社説はなかった。FRB議長の交代と安定した株価だけ。年末に仕上がったトランプ氏の減税で、弛緩が思考停止まで進んだ印象だ。中国のGDPを見て、目を覚ましただろうか?このペースなら、2030どころか、あと5年で中国はアメリカの経済規模を超える。日本のゼロ成長では、国家規模が10倍以上の差になるだろう。年収1000万円の人に、年収100万円の人が話をするのと同じギャップが生まれる現実を直視した方がいい。無能な記事で1年を振り返っている時か?生産的な仕事をした方がいい。

Wall Street Journal
「トランプ・パラドックス」の2年目 (2018.1.19)

朝日新聞・社説
トランプ1年 危ぶまれる米国の理念

産経新聞・社説
トランプ政権1年 「孤立主義」と決別せよ

毎日新聞・社説
トランプ1年 米国第一主義 リーダーの責任はどこに

読売新聞・社説
米政権発足1年 「トランプ流」に世界が揺れた

この1年、もっとも感じているのは、Wall Street Journalの品質が極度に下がったことだ。エッジはなくなり、論点がぼやけ、正論を避ける。ステレオタイプの意見が増えているのも気になる。国内紙の今回の社説を書くような老害としか言えない価値観の人たちは、新聞の時代が終わるとともに消えてもらおう。シンプルに、政治から距離を置けばいい。政治がどれだけ無茶をしても、アメリカは自由の国でありつづけた。移民への締めつけは未だにあらゆる抵抗に遭っている。支持率も伸びはしない。トランプ氏がどれだけツイートしても、誰も騒がなくなった。彼がした年末の減税法案の実績は素直に認める。ずいぶん格差が拡がりそうで、自分のための減税法案では?とは思うが。それでも、アメリカ経済はまともに機能したし、日本ではいつしか普通になっているヘイト・スピーチや、韓国や中国への攻撃的な言動もアメリカでは生まれていない。むしろ、女性も、ヒスパニックや黒人も、ゲイやレズビアンも立ち上がっている。メディアが目を背け、迎合しているだけで、誰もトランプ氏を認めたわけでも、信じはじめたわけでもない。悲観する必要もなければ、肯定する必要もない。3年後に誰を選ぼうか?と笑い飛ばせばいいだけのことだ。この1年、もっとも壊れたのはアメリカでも自由主義でもない。メディアだ。

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