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3196.報道比較2017.12.2

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プラチナやパラジウムより、コバルトや銅。時代は動いている。ゴールドよりもビットコイン?さあ…

日本経済新聞・社説
原油市場安定を粘り強く探れ

マーケットで話題を集めているのはビットコインだけ。他のマーケットはボラティリティが高まっていると感じるが、ビットコインと比較すれば何もかもが無風に見える。そのビットコインの暴騰の原因はおそらくカネ余り。コモディティもそれなりの恩恵を受けているが、オイルだけは蚊帳の外。産油国は頭が痛いだろう。メタルはすでにプラチナやパラジウムへの着目が、コバルトや銅に置き換わっている。明らかにモビリティの未来は内燃機関からモーターにシフトしている。産油国が考えるべきはオイルの用途を動力ではなく電力に変えることではないだろうか。

Wall Street Journal
FRB、パウエル新体制が掲げるべき目標 (2017.12.1)

レーガン政権のブレーンという肩書きどおり、発想は少し古い気がする。正論ではあるが、先進国の国債金利が4.5%になるとはとても思えない。国家のGDPが3%さえ目指せない時代に、国債金利が上がっていくとしたら、それは良いことではなく悪い状況だろう。株価がいまの水準を維持しつづけるとは思えないが、金利が高騰しないのは、私は十分にあり得ると思う。先進国には、ずっと成長エンジンに火が入らない。ならば設備投資は生まれない。ビジネスのファイナンスは融資から投資にシフトした。世界のマネーはファイナンスどころかマーケットさえ嫌って直接の取引を望んでいる。私は次の時代の中央銀行が過去の発想に逆転するのは望まない。過去から学んだ上で、未来のあるべき姿をつくって欲しい。

朝日新聞・社説
所得税改革 再分配強化の道筋描け

個人的には退位日程よりは税制の方が興味を引かれる。朝日の視点には期待するが、主張の内容には深みを感じない。一般的な陳情レベルに留まっている。与党の所得税控除の調整の方がずっと踏み込んでいる。じわりと進みはじめている増税に抵抗する印象もない。メディアの発想は昨今、いつも物足りない。提案力が低下している。

読売新聞・社説
譲位日程固まる 国民はこぞって寿ぎたい

毎日新聞・社説
天皇陛下の退位日決まる 国民本位を貫く姿勢こそ

読売新聞・社説
天皇退位日 代替わりへ遺漏のない準備を

産経の論調には前時代的な印象を感じるが、その他の横並びの社説も、情報ソースがあって転載しただけのような内容に留まっている。皇室の話題に私論を挟みにくいのなら朝日や日経のように距離を取った方がずっと潔い。最初に天皇が退位の意向を示した時の誠実さに比べ、その後の政治の動きは丁重なだけ、メディアは総じて是非論に終始して政治批判を繰り返してきた。穏便であることがもっとも天皇陛下の意向に近いなら、政治の方がメディアより思慮深い。メディアは政治より国民と価値観の分断が進んでいる。

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