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3154.報道比較2017.10.21

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マスメディアよりも切り込みの鋭いメディアだ。人に投票に行けと言えるだけの説得力のある新聞が、日本にはひとつもなくなった。信じてたくしてみたい政党がなくなったのと同様に。同じことが、買いたいもののない売り場、心に響かないサービスとして巷にあふれているのも似ている。テキトーにごまかす日本の生き方が、どこまでも社会を蝕んでしまった。やり直しだ。

朝日新聞・社説
衆院選 きょう投票 棄権なんてしてられない

さて、誰に、どんな思いを託そうか。思案の雨の朝である。多くの人が投票し、さまざまな意思が反映された代表者を通じて、国を運営してゆく。それが近代民主主義の姿だ。ところが大勢の人がそこに集うほど、一人ひとりの声は相対的に小さくなり、政治に参加している実感や責任感は薄まる。街の灯が一つ消えても、目に映る風景はほとんど変わらない。やがて「なんだか暗いね」と皆が気づいた時には、もう元に戻れない地点に来ているのかもしれない。棄権という選択は、将来を白紙委任することに他ならない。品ぞろえに不満があっても、その中からましな一つを選ぶ。その選んだ先と対話を重ね、次はこういう政策が欲しいと働きかけ、国を動かす。そうやってはじめて、「主権者」たり得るのではないか。自分が最も大切だと考える政策や、政治家に求める姿勢を一つ決め、その物差しで投票先を決めてもいい。それでも考えあぐねるなら、今晩どの党首が笑顔でいると「いいね」と感じるか。それも選び方だ。小選挙区と比例区で投票先を使い分けても、一向に構わない。関心が高いから投票へ行く。投票へ行くから関心が高まる。どちらも真理だ。さあ一歩を、としている。

産経新聞・社説
衆院選きょう投票 「未来」への機会生かそう

衆院選の投票日を迎えた。日本の未来を決める重要な機会である。有権者はぜひ投票所へ足を運び、貴重な一票を投じてほしい。急速に進む少子高齢化が、衆院選の争点になった。半世紀後には高齢者が総人口の約4割を占め、年間出生数は55万人程度へと減少する。事態の深刻さを踏まえれば、関心が集まるのは当然である。十分な解決策が並んだとはいえないが、高齢者に偏らない全世代型の社会保障制度の構築、幼児教育・保育の無償化、格差是正などが論じられた。いずれも若い世代に密接に関係する課題であることに注目してほしい。年齢にかかわらず投票に赴くのが望ましいが、とりわけ20代、30代の奮起を促したい。期待するというより、積極的に投票に行くべき年代だともいえる。子供を産み、育てやすい日本を作っていくには、限られた財源の配分をどう見直すかが大きな鍵となる。当事者となる若い世代が投票に行かなければ、そのニーズは反映されにくい。少子高齢化に備える絶好の機会だと、投票をとらえてほしい、としている。

日本経済新聞・社説
節目の選択「お任せ民主主義」に決別を

衆院議員の任期は2021年10月までの4年間。18年秋の明治150年の記念式典、19年の改元、20年夏の東京五輪がひかえている。19年夏の参院選との衆参同日選がない限り、向こう3年おそらく議席は動かない。平成から次なる時代へ、10年代から20年代へ、日本政治の方向性が固まる節目の選挙である。多くの有権者がお任せではなく自ら出て行くと政治は動く。05年の郵政選挙はその前の03年のときより投票率が8ポイント上昇し67%、09年の政権交代選挙は69%だった。前回14年の投票率は過去最低で52%とギリギリで5割を維持した。今回もし50%を下回るような事態になれば、半分に満たない人の声を民意といえるのかといった声も出てきかねない。今回、18歳選挙権で20歳未満の若者が総選挙ではじめて一票を投じる。高齢者の利益を重視するシルバー民主主義に流れないようにするためにも、まずは若者が一票を投じることから始めたい、としている。

毎日新聞・社説
日本の岐路 衆院選きょう投票 「安倍1強」の継続か否か

事前調査通りなら、安倍首相が来年秋の自民党総裁選で3選される可能性が強まる。その場合、安倍内閣はあと4年、21年秋まで続き、第1次内閣も含め在任期間は約10年に達して憲政史上最長となる。内閣人事局が府省幹部の人事権を握った結果、官僚が自由にものを言えなくなっている。森友学園や加計学園の問題が象徴的だ。官僚が安倍首相らの意向をそんたくした結果、行政手続きがゆがんだのではないかとの疑問が今も消えない。小選挙区制導入により、自民党では候補者選定や資金配分の権限が党総裁や幹事長に集中した。活発な党内議論が著しく乏しくなっているのはそれと無関係ではないだろう。低投票率の下で生まれた「安倍1強」でもある。棄権するのは、結果的には政権に白紙委任するのに等しいことも忘れずにいたい。確かに今回の選択は難しい。しかし選ぶ方法はさまざまだ。自分が望ましいと考える政治状況に少しでも近づけるために投票する方法もある。最も関心のある政策で自分の考えに一番近い党や候補者を選んだり、候補者の人となりに重きを置いたりするのもいいだろう。選挙は有権者が政治に関わる最も重要な場だ。今回初めて総選挙で投票する18、19歳を含め、それぞれの判断で大事な1票を投じたい、としている。

読売新聞・社説
きょう投票 日本の針路を正しく定めたい

衆院選は本来、政権選択選挙である。だが、政権獲得を目指したはずの希望の党は、過半数ぎりぎりの候補しか擁立できなかった。安倍政権を信任するのか。どの党に伸びてほしいのか。有権者は選択する必要がある。与党は、消費増税を実施し、赤字国債縮減に充てる増収分の使途の一部を教育無償化などに変更すると公約に掲げた。新たな財政再建目標は示していない。希望、立憲民主両党と日本維新の会は「凍結」を求めた。共産、社民両党は引き上げに反対する。しかし、新たな財源確保については、「身を切る改革」などと掛け声ばかりで、実効性に乏しい。各党とも、将来世代へのつけ回しを抑制する「痛み」の伴う施策を避けたのは残念である。森友・加計学園問題について、首相は遊説で言及しなかった。党首討論会でも、「反省」を口にしつつ、「私が関与したと言った人は一人もいない」と繰り返すにとどめた。首相の説明責任に関する評価が問われよう。にわか作りの新党であっても、政党としてきちんと結束できるかどうかを見定める必要がある。自民党にも、失言や不祥事が問題視された前議員がいる。自分の選挙区の候補が、選良にふさわしい資質を有するのか、厳しく吟味するのは有権者の責任だ、としている。

台風が迫る中、新聞各紙はこの原稿をいつ書いたのだろうか?今回のような重大な局面、誠実な意見を感じられる新聞があるだろうか?朝日は安倍政権優勢にすっかり諦めたようだ。意味不明な散文。日経、毎日は、投票率と若年への語りかけに見えるが、警報が出ている台風の状況を認識しての文には見えない。お任せではなく自ら出て行くと政治は動く?「暴風雨の中でさえ」の一言があれば信じる。だが、見え見えだ。こういう不誠実を政治がやると批判するが、自らはずいぶんとごまかしていないか?読売は与党勝利を確信しての野党批判、首相批判。安倍氏ではなく、自民党応援ということだろうか?一番現実的に、まともに最後まで政策の話をしているのが、安倍政権に最も近く与党を応援していた読売と言うのが不思議だ。
野党も、批判する人たちも、戦い方を考えるべきだ。ただの批判で勝てるほど、安倍政権は弱くもないし、国民は単純でもなくなった。人気だけでは勝てない。一瞬の風を得るだけでは勝てない。ならば実直に戦おう、地道に取材しようとする人がなぜ出てこないのか。文春や東京新聞は、しっかり名を得た。世界のメディアさえ認知しているほどだ。安倍政権が恐れているのも、マスメディアよりも切り込みの鋭いメディアだ。人に投票に行けと言えるだけの説得力のある新聞が、日本にはひとつもなくなった。信じてたくしてみたい政党がなくなったのと同様に。同じことが、買いたいもののない売り場、心に響かないサービスとして巷にあふれているのも似ている。テキトーにごまかす日本の生き方が、どこまでも社会を蝕んでしまった。やり直しだ。

人民網日本語版
「メイド・イン・チャイナ2025」を中国国内の外資系企業にも等しく適用 (2017.10.21)

中国工業・情報化部(省)の苗圩部長は19日に開いた記者会見で、中国はすでに世界で製造大国とネットワーク大国として安定したトップの地位を手にしているとした。そして、工業と情報化は中華民族の偉大な復興において重要な地位を占めており、製造強国とネットワーク強国の建設を加速させる必要があるとした。また苗部長は、「メイド・イン・チャイナ2025」を実施していく過程において、関連政策の実施は中国国内の全ての企業に適用されるだけでなく、中国国内の外資系企業にも等しく適用されるとし、各国の製造業企業も「メイド・イン・チャイナ2025」に積極的に関わり、協力・ウィンウィンを実現してほしいとした。習近平総書記は中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)において、「現代化経済体系を建設するためには、経済発展の重点を実体経済に置き、供給体系の質的向上に主力を傾け、中国経済の質的優位性を著しく高めなければならない」と指摘している。苗部長は、中国の発展はその質と効率がさらに重要視されることになり、これは中国経済が新たな段階へと歩みを進めているためであるとした。そして、供給側構造改革を拡大させることこそが供給構造を新たなニーズに適応させるための解決策になると語った、としている。

中国政府は、外資系企業へのプレッシャーを緩めるどころか、強化するつもりのようだ。アメリカが保護主義を語るなら、同じような権利は中国も主張する。まして…中国は社会主義を鮮明にした。絶対に手を緩めないだろう。

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