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3080.報道比較2017.8.8

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モビリティに相当大きなムーブメントが来ていると感じる。インターネットが起こしたこと。モバイルが起こしたこと。それと同等のインパクトが、またやってくる。

Financial Times
ドイツ自動車大手の苦境は身から出たサビ (2017.7.31)

日本経済新聞・社説
車の新時代に布石打つトヨタ・マツダ提携

個人的な感覚だが、モビリティに相当大きなムーブメントが来ていると感じる。テスラがモデル3を発表したこと。ボルボが2019年、あと2年ですべてのクルマを電気自動車かハイブリッドにすると言い切ったこと。フランスが2040年にガソリン/ディーゼル車の販売を禁止と表明したこと。英国も追随を発表し、国民が「2040年では遅過ぎる」と失望したこと。これが、わずか1か月の間に起きた。IoTや自動運転を悠長に話していたり、テスラの株価に一喜一憂している状況ではなくなった。
インターネットが起こしたこと。モバイルが起こしたこと。それと同等のインパクトが、またやってくる。日本はどこまで食い込めるだろうか?私は、こういうウェーブが大好きだ。必ずどこかに食い込むつもりだ。

Wall Street Journal
身動きとれない米国人、田舎に足止めの訳は (2017.8.7)

これを読むと、世界を取り巻く格差が各国内で起きているのが判る。トランプ氏が、世界中からアメリカに仕事を求めてやってくる移民が裕福になっていったり、同じ仕事が海外ではアメリカの10分の1以下でできあがってしまうこと、それをアメリカの企業が平然と利用していることに苛立っているのは理解できる。その解決策が保護主義ではないのは明白だが、都市部に集約されていく職と、それによって都市部の生活も歪んでいるのをみると、政治の力による何らかのアクションは、確実にインパクトを与えると誰もが感じているはずだ。
サンフランシスコはニューヨークよりも地価が上がってしまった。香港より狭いルーム・シェアで暮らしても、年収1000万円クラスの職でも50%が家賃に消える。飲食業や運送業の人が家賃のための賃上げを求めたり、ホームレスになってキャンピングカーで暮らしている。つまり…不動産さえ解決されれば、シリコンバレーはまだ都市過密を許容できる。これは、政治にとっては解決できるテーマだ。田舎を恐くて離れられないという発想には、街をつくるという構想はあり得る。だからトランプ氏は工場建設や投資を切望しているのだろう。仕事があれば街は機能するという視点は、適切だ。リスクを国家や州も取らなければ、都市計画は活性化しそうもない。政治がワークしない現状が残念だ。
同じことは、東京に人口が集中しつづける日本でも起きている。都内のマンションは、すでに会社員には手が出ないレベルまで高騰している。誰が買うのか?REITやマンション経営で副業を目指す方々?うまくいくことを祈る。人口は、いまの高度技能職が東京に集中しつづけるなら、流入は止まらないだろう。どれだけ高齢化しても、過密で家賃が上がっても、仕事がない場所では人は根付かない。日本の経済政策は、トランプ氏ほどのシンプルな発想はない。雇用を生む必要性よりは、賃上げ。なぜか非正規雇用を促進したり、副業を推進している。報酬を少しでも上げられるような、生産的で価値のある仕事を、少しでも増やすための仕事をつくる取り組みが必要だと思うのだが。

人民網日本語版
王毅外交部長 より高水準の中国ASEAN戦略的パートナーシップを構築 (2017.8.7)

読売新聞・社説
南シナ海「規範」 中国主導では実効性を欠く

読売の発想にはかなり違和感がある。今までカネで協調を作ってきたのは日本も同様であり、世界に共通する手法だ。同じ手法を中国が使うのは当然。武力衝突よりはずっといい。悔しければ「稼げ」に尽きる。稼げなくなった日本が後手に回るのは当然の結果だ。
王外相は、新任の河野氏に「失望」と出鼻をくじくコメントをしたらしい。中国らしいとも言えるが、すでに日本は中国よりパワーで下に位置づけられていることを、日本国民全体が理解すべきだろう。読売の時代錯誤な発想がある限り、日本が中国を追い抜くことは永遠にできない。私たちは、学ぶべき立場にある。負けているのだ。

朝日新聞・社説
北朝鮮の脅威 まず凍結を導く方策を

産経新聞・社説
北朝鮮制裁決議 核放棄へさらなる圧力を

朝日も産経も、何の発想もない。これで圧力?北朝鮮は止まらないどころか、十分に笑っていられるだろう。アメリカと韓国が軍事演習をこの8月に行うかが注目だ。

毎日新聞・社説
岐路の安倍政権 政と官 お追従をはびこらせるな

政治批判も適切な話題がなければ食傷し、風向きがまた逆転する。毎日の今回のような無意味な政権批判が、そのきっかけをつくる。手を抜かずに仕事して欲しい。全国紙は、ほとんど政権を追いつめるスクープを自ら見つけたことはなかった。反省して欲しい。

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