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3061.報道比較2017.7.20

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America Passing. アメリカ抜きの世界が少しずつはじまっている。日経の感覚は正しい。

日本経済新聞・社説
「米国抜き」の世界が本当にやってきた

ロシアや中国だけでなく、ヨーロッパも日経と同じ感覚だろう。日本が、冷静に日経のような発想でEUと貿易協定を結んだのなら期待できる。無能なら付き合いつづける必要はない。次のアメリカが見えるまで、適度に付き合っていればいい。中国やロシアと連携する方が、よほど重要度が高い。アメリカがこれで衰退すると決まったわけではないが、トランプ政権の時代にアメリカが成長する期待は、かなり下がった。その分だけ優先順位を下げるべきだろう。

人民網日本語版
習近平国家主席「パレスチナとの友好協力事業を推進」 (2017.7.19)

パレスチナ…神経質な場所を、中国は平然と招き、協調を国家主席が宣言した。イスラエルに対してより、アメリカへの恐怖心は完全に消えたとのメッセージに聞こえる。ロシアと中国は、完全にアメリカの防衛線を確認しながら、徐々に踏み込んでいる。トランプ氏が大統領の間に、アメリカは大きな何かを失うだろう。日本が民主党時代に竹島と尖閣に踏み込まれたように。

産経新聞・社説
南北対話 再開は日米韓の結束乱す

昨日、朝日が取り上げた話題。産経の反応が気になっていたが、今までの発想に固執した内容だった。私は文氏を詳しく理解していないが、韓国がアメリカより中国を選ぶには十分過ぎるほど、いまのアメリカの政権は信頼に値しない。中国とロシアがTHAADを排除する目的と、朝鮮半島からアメリカ軍を遠ざけるために北朝鮮を利用し、韓国を取り込もうとするなら、対話は最も理にかなっている。産経の発想にはリスク管理の発想がない。トランプ政権の頼りなさを利用した世界が動きはじめている。アメリカ依存の発想は捨てた方がいい。

読売新聞・社説
国連開発目標 貧困撲滅へ「日本流」の支援を

世界の貧困に貢献するのは、先進国としては当然の義務だが、国内の貧困を同時に解決しないと、日本の好感度は上がっても政権の支持率は下がるだろう。いい人になって自分が貧しくなる人は、尊敬はされない。お人よしと呼ばれるだけだ。

朝日新聞・社説
稲田防衛相 首相はまだかばうのか

毎日新聞・社説
稲田防衛相と陸自日報問題 関与の有無を明確にせよ

あと数日で内閣改造。ここで更迭した方が、安倍氏の支持率は上がる。ただ、安倍氏が期待するほどは上がらないだろう。せいぜい、横ばいだ。何もしなければ、さらに支持率は下がる。安倍氏は冷徹に損切りできる人だろうか?稲田氏に関しては、Too late。内閣改造を前にこんな情報が出るということは、味方がまるでいないのだろう。いい仕事をした記憶もゼロ。このミステイクをすべて安倍氏の責任にできているのは、なかなか狡猾だが。安倍政権はリークが日常化し、メディアはサンドバッグのように叩き放題だ。内閣改造後、すぐに打ちのめされる気がする。

Wall Street Journal
中国で強まるネット検閲、転送中の画像も削除 (2017.7.19)

個人的には、中国政府の技術力に驚いた。転送データに介入する?同様の検閲をアメリカ政府さえできる気がしない。本当にすべての通信を監視しているのだろうと恐ろしくなる。人間は、こういう時、常に表現によって権力に抵抗してきた。ノーベル賞の授賞式に空の椅子が置かれたように。デジタルの世界で、中国で、抑圧が新たな表現を生むかもしれない。チャップリンがナチスを嗤ったように。表現は永遠になり、ナチスは短命で消えた。中国政府は歴史からよく学んでいるようだが…

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