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3048.報道比較2017.7.7

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好調の兆しが最も強いEUとEPA合意できたのは歓迎。ただ、成果を急ぎ過ぎていないかは気になる。政治がリスクを説明した記憶はない。気がかりだ。

産経新聞・社説
日欧EPA 保護主義断ち切る起点に

日本経済新聞・社説
日欧合意を礎に自由貿易圏広げよ

読売新聞・社説
日欧EPA合意 自由貿易の再構築に繋げたい

いま、好調の兆しが最も強いEU経済。そのヨーロッパとEPAが合意できたのは、アメリカの離脱で停滞感のあった輸出入の側面では大きな前進だ。
競争を促進する決断に、抵抗していた酪農や乳製品への対策はあるのだろうか?政治決断は結構だが、政府の支持率が落ちる時の性急な結果は、成果を急ぎ過ぎていないかは気になる。私は酪農や乳製品は消費者側だ。安い製品の輸入は歓迎するし、過去のバターが店頭から消える騒動、補助金頼りで実際には産業としてワークしていない国内の酪農には、あまり未来を感じない。だからこそ、関わっている人たちの将来を思うと、競争だけでイノベーションを促すには、国内事業者はあまりに脆弱なのではと心配になる。
これでうまくいけば、オセアニアも日本に改めて興味を抱くだろう。雇用のために保護主義を唱えるのは間違っているのは判るが、弱いままの開放は、国内の産業を死滅に追いやる。政治がそのリスクを説明した記憶はない。気がかりだ。

Wall Street Journal
プーチン会談が試すトランプ氏の力量 (2017.7.6)

G20で、トランプ氏はどれくらいの存在感を示せるだろうか。誰がトランプ氏の話を聞いてくれるだろうか。プーチン氏がどんな態度を見せるか、興味深い。習氏は笑顔だけで話は聞かないだろう。ヨーロッパは笑顔さえ見せないかもしれない。人を押しのけただけで話題になった前回から、ずいぶん時間が経った気がする。それくらい、世界はトランプ氏に無関心になりはじめた。彼が何をしてもしなくても、影響力はない。いまのまま放置したら、大統領ではなくアメリカに世界が無関心になる。

人民網日本語版
元首外交が中露関係の高水準の発展を推進 (2017.7.6)

中国が技術力をつけたら、ロシアと中国の関係強化は、相当に恐ろしい。ロシアには資源がある。一帯一路には、資源をマーケットに変貌する可能性をロシアは感じているだろう。中国はさらに北極と言い出した。技術の裏付けと長期的な資金目処がなければ言えない話だ。国家首脳間での提案に出た話ということは、空想ではない。こんな話題を、トランプ氏のアメリカから聞ける気がしない。日本が想像さえしない挑戦を、中国は平然と言える技術力を持ちはじめている。もう反中など笑い飛ばされるレベルだ。技術で中国に勝てないとあらゆる産業が、弱音を吐くのは3年以内だろう。いまが対等、または優位な領域は、やがて連敗しはじめる。そして、すべて勝てなくなる。私たちが中国に頭を下げて技術を請う日は近い。バカな固定観念は、少しでも早く捨てた方がいい。

朝日新聞・社説
与党と改憲 首相の暴走に歯止めを

毎日新聞・社説
核兵器禁止条約採択へ 理想に向かう新たな道だ

政権批判側の朝日と毎日の主張が、徐々に単純な批判に陥っている。的確な裏付けや情報のない批判は、やがて朝日や毎日の手法への批判に変わる。なぜ週刊誌や地方の新聞にできることが、全国紙の朝日や毎日にはできないのか、改めて反省すべきだ。この程度の社説では、自民党も安倍政権もまた息を吹き返す。

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