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3047.報道比較2017.7.6

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アメリカは動かなければ嗤われる状態に追い込まれてしまった。これがArt of Dealなら話にならない。

日本経済新聞・社説
豊洲市場の運営に民間の知恵をいかせ

この社説を読んで、小池氏がなぜ築地も活かしたいと思ったかに気づいた人も多いはずだ。安全の話題が片付いたら、税の話。その先に、役に立つ市場として存在しつづけられるかという経営の課題がある。小池氏は、今までの知事に比べれば、長い時間軸で話を考えている気がする。そんな知事でさえ、努力なしでは経営がすぐに破綻することにも気づいているのだろう。日経のような現実的な課題を議論する機会が増えるほど、行政の議論が白熱していって欲しい。今までの人格や人気だけで任せていた政治から脱却するチャンスだ。
政治を属人から脱却させられたら、小池氏のリーダーシップと評価は上昇するに違いない。国政でそれをやったのが小泉氏だった。安倍氏が無能にも巻き戻してしまったが。適材適所に専門知識を持ったプロを配置して、政治と議会は決断のための議論に専念する。能力がなくても、仕事が終わっても、取り換えるのは簡単。利権を発生させようとしても、仕事が終わったら現場から消えるから機能しない。そんな政治が、小泉氏が「ぶっこわす」と言った権力構造だった。都政で、その清々しさを蘇らせてくれることを期待してくれる。そうすれば、誰もが気づくに違いない。壊すべき規制とは、安倍氏が言っているものとはまったく違う。安倍氏が守っている権力こそ壊すべきものだと。

人民網日本語版
習近平国家主席とプーチン大統領が会談 (2017.7.5)

週末のG20に、習氏とプーチン氏は友好関係の片鱗を見せてくれるだろうか。中国の経済が回りつづければ、中国とロシアの友好関係が孤立するアメリカを凌駕することは十分にできる。孤立や保護主義は、やはり完全に間違っている。欧米で連携しなければ、この2国の関係には抗えない。

Wall Street Journal
米韓は北朝鮮と戦争の用意ー米軍司令官が警告 (2017.7.5)

トランプ氏のツイートと、金氏のミサイル。どちらがブラフとして機能しているかは、一目瞭然。オバマ氏よりもトランプ氏のレッドラインは曖昧で、弱い。金氏の表情は、オバマ時代よりずっと明るい。「独立記念日にプレゼント」という軽口を叩ける余裕を与えたのはトランプ氏だ。
アメリカ国民への韓国・日本への渡航中止勧告が出るまで、誰もトランプ氏の警告など気にはしないだろう。余計なところで、不用意にカードを出してしまった。これがArt of Dealなら話にならない。アメリカは動かなければ嗤われる状態に追い込まれてしまった。

Financial Times
悲劇に転じるB級映画ばりのベネズエラのドラマ (2017.7.4)

ベネズエラの悲惨さを嗤うことは簡単だが、日本やアメリカでも、少し目を離せば同じ状態に陥ると思う人はどれくらいいるだろう?先進国が機能している理由は、ブレーキにあたる機能が権力を抑止する点だ。トランプ氏がどれだけ叫んでも、簡単に入国規制は止まった。だが、もし北朝鮮との緊張が極度に高まってもブレーキは機能するだろうか?安倍氏の暴走をようやく止める気になった日本の社会が、もう一度、景気対策のバラマキを安倍政権がしても批判しつづけられるだろうか?ベネズエラから湧き出る原油の方が、世界一の貯蓄率といいながら日本政府が乱発する赤字国債より、明らかに資産価値は高い。他人を嗤えるほど、先進国の政治は機能していない。気づいている人たちはどれくらいいるだろう?

産経新聞・社説
北朝鮮への圧力 拉致の解決に結びつけよ

毎日新聞・社説
首相の改憲スケジュール そのかたくなさが問題だ

読売新聞・社説
緊急事態条項 危機管理の憲法論議を着実に

支持率が高い時は、いまのような災害リスクが高まっていたり、北朝鮮を警戒する時期には通った主張。支持率が下がっただけで「この危機に乗じて?」との疑念を誰もが抱くようになる。公明党さえ、政府の権限強化には、いまのタイミングでは難色を示すのではないか。安倍氏は信用とともにチャンスを逸したようだ。

朝日新聞・社説
ビラ配布解禁 地方議員も政策競おう

この国の発想は、昭和どころか、戦前あたりで時計が止まっているようだ。ビラ?その単語さえ久しぶりに見た。新聞が平然と政府に迎合するのも判る。人が何度でも同じ過ちを繰り返すのも見事に証明されている。敗戦やら維新やらと、過去に何度も改心できるチャンスがあったと語る学者は多いが、社会はまるで学んでいない。

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