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2977.ドリーム・アイランドで、うちのチビスケはたっぷり学んでます

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わが家で、こどもとパパの日課になっている「アイランド」。
正式名「ディズニーの牧場ゲーム:マジックキャッスルドリームアイランド」
ディズニーのキャラクターとともに、自分の島を育てていくゲーム。

反射神経が鈍いのか、ビデオ・ゲームはホントに下手くそで、何をやってもうまくいかないので熱中したことはないんですが、Macがカラーになった頃、地球を作るSim Earthと、街をつくるSim City(Wikipediaで確認したら詳細には「Sim City 2000」のようです)には、ちょっぴりワクワクしたのを覚えています。

自分の街や、地球をつくる。税金を上げると怒って暴動が起きたり、突然、火山が爆発したりするんですが。
急かされるような緊張感と「3回失敗したら終わり」のようなルールではなく、マイペースでつづけられて、自分の発想で発展したり衰退したり…が性に合ってました。

こどもがiPadで遊びはじめ、ゲームでパズルやクイズをはじめた頃。
お姉ちゃんが出かけている間に、当時3歳のチビスケといっしょにゲームを見つけ、やってみることにしました。

スタートのアニメーションで出てくる女の子になって、この島を作るんだ!
ムービーのような世界が出てくると思っていたら、畑?麦をまく?やったこともなかったお話にピンと来てなかったんですが、道で出逢う人に収穫した麦をあげて喜ばれた時は、やった!と大喜び。
ミッキーマウスから、作って欲しい注文が届くと、必死でつくりはじめ、全部できたらミッキーに褒められて…
どんどん成長して、にわとり、とうもろこし、牛、ミルク…とできることが増えていく楽しさに夢中になりました。

気分は、オープニングに見るムービーのまま。
自分のアイランドでした。

ところが…4歳には、労働とは継続と判るわけもなく、得た報酬は計画的に使おうね、という意味を判るわけもなく、稼いだペコスでアクセサリーや洋服で着飾りはじめ、畑は種も蒔かずに茶色いまま。牧場の動物たちはエサをもらえずに眠りこけていきました。

パパがサポートしはじめると、やがて「畑はパパ、おしゃれが私」になりはじめ、それでも、もらえる魔法のジェムを無計画に使うので、報酬も底をつき…破産宣言のように、魔法の島を放棄しました。

ゲーミフィケーションという、ゲームの射幸心や興奮の感覚を、現実世界に活かす。
そんなことを意識しながら、ゲームを観察している私としては、
実験してたわけではなかったですが、興味深かったです。

資本主義で、成功できないのはマジメにやってないからでも、無駄遣いするからでもない。
ちゃんと教えてもらっていないか、経験が足りないだけ。
破産ってのは大切なシステムだ。
リセットできなかったら、挑戦なんかできるはずがない。
ゲームに教えられました。

そんなチビスケが、ある日「またアイランドやる!」と言い出したのは、いつだったか覚えていません。
数日後ではなく、数か月後。
もうやりたくない、イヤな思い出なのだと思ってたので、意外でした。

「もう、貧乏はイヤだ」と最初から決意を固め、リセットしてゼロからやることに。
出直しはキツくないのかなあ?と思ってましたが、マジメに働く日々。
朝起きると、iPadとともに「パパ、アイランドやろう」とやってくるのが日課になり、どんどん成長していきました。
畑が茶色いのはダメだ。いつも何かが育ってないと。
うまくいかない時も、待っていれば、いいことはやってくる。
大事な時に、おカネは使う。使う時は、惜しみなく使う。

まだ、ひらがなをようやく書けるようになった程度ですが、「ゆたかとは余裕のこと」「ちょっと手を抜けば、すぐに貧しくなる」「働くのは、ゆたかへの近道」「人のためにしてあげると、みんな楽しい」を、言葉では判らなくても、感覚で理解しています。
ゲーム会社さんには申し訳ないですが、無料で。

私も、すでに仕事のように、彼女のサポートをしてます。
機関車がやってくる時間を意識して、空いた時間に収穫や、パン焼きに精を出してます。
「なるほどね。ゲームの方がノルマを意識するんだ。時間を守るんだ。」
「買ってくれ!じゃなくて、楽しそうにアピールさせるって大事。」
「欲しがられるものは、高くても売れる。」
いろいろ、仕事をゲームにするってのはこういうことか、どうやって日々のイヤがられる仕事を楽しく演出できるか、を考えながら。

こうやって書くと、すっかりゲーム漬けかと思うかもしれませんが、iPadでハマってるのはYouTubeです。
iPadより、かけっこや、ママのお手伝いで卵をかき混ぜる方が好き。
ミッキーマウスに逢うならテーマパークに行くし、お仕事はゲームみたいにできるなんて、小さくても誤解しません。
むしろ、仕事の楽しさ、達成することのよろこび、時間を守ることのシビアさ、貯めて買うワクワク…ゲームの中で学んでることがいっぱいあります。

ティーンになったら、判りませんよ。
駆け引きができるようになったり、コミュニケーションや社会との関わりの意味を知ったら、ITをオトナと同様、悪意や衝動で使えるようになるので。
ですが、ピュアなこどもの時期なら、デジタルとリアルの差異は、大人が心配するほど残酷な結末には、私のところでは至っていません。

もうすぐ、このゲームの運営会社が、ウォルト・ディズニー・ジャパンに変わるとのお知らせが。
ますます楽しくなるのを、期待してます。

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