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2973.報道比較2017.4.30

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今までで一番、規模の小さいミサイル。失敗に見える結果。日本社会は、なぜ今までで一番慌てているのだろう?

Wall Street Journal
北朝鮮の危険なゲームに挑むトランプ大統領 (2017.4.29)

産経新聞・社説
北のミサイル 中露はなお擁護するのか

毎日新聞・社説
ミサイル発射やめぬ北朝鮮 圧力無視の姿勢を危ぶむ

読売新聞・社説
安保理閣僚会合 厳格な対「北」制裁を追求せよ

人民網日本語版
THAADの韓国配備 国防部「中国軍は目標を絞った演習を継続」 (2017.4.28)

北朝鮮のミサイル発射で、はじめて実生活に影響が出た。公共交通機関が報道の情報で運転を一時停止した。足並みも揃わず。この現実で日本の準備不足を思い知った。行政は方針が示せない。政治家が神妙な顔をしているのも、作文のようなメッセージを繰り返すのも予定調和になってきた。やがて不感症になり、本当の災禍の時に甚大な被害が及ぶ。
きっと、公共交通機関が止まった状況で、政治や行政はこう言いはじめるだろう。「落ち着いて行動してください」と。どの状態まで落ち着いていいか、は示せない。危機管理できていないからだ。有事に近づいた時、日本社会はさらに混乱し、誰もが冷静さを失いそうだ。地震や台風。地下鉄サリン事件。湾岸戦争。コメが日本全国で不作に陥った時。SARSウイルスが日本に入った時…過去のパニックを思い出せば、教訓はある。問題が起こった時から落ち着くまでの時間を、平常心に近づけられれば、被害は少ない。傍観できる状態まで距離を取ること。騒がしい外に出ずに閉じこもること。メディアに必要以上に触れないこと。継続可能な代替案を落ち着いて考えはじめること。備蓄に必要なものは災害時と変わらない。私は、これを民間防衛から学んだ。
ミサイルが飛ぶまでのリスク感覚が一気に緩んだ雰囲気と、一気に緊張した時の狼狽は似ている。どちらも失態に変わりはない。現実を冷静に受け止める訓練が必要だ。今までで一番、規模の小さいミサイル。失敗に見える結果。日本社会は、なぜ今までで一番慌てているのだろう?

朝日新聞・社説
トランプ政権 戦略欠く強権の危うさを

日本経済新聞・社説
トランプ政権は現実路線を歩め

アメリカ本国の経済紙Wall Street Journalも、100日の節目にいくつものコラムを載せていた。日本はまだ恐怖心が中心だが、世界は能力不足と、期待への裏切りが生む反動を恐れている。いずれにしても影響力は確実に低下するだろう。
日本は、パワーを失う大統領とアメリカに付き合う意志を早々に見せる行動に出た。安全保障のためには理想的だったと思うが、それ以外の面では問題が顕在化していくのではないか。特に経済、貿易は、アメリカの勢いが失われた時の穴埋めを要求される役割を自ら買って出た。わざわざ対抗する中国への反発を煽りながら。この戦略には共感できない。

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