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2956.報道比較2017.4.14

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爆弾からの逃れ方より、平時に動いていたものが機能停止し、ニュースやネットの情報が乱れはじめた時、この国は安定を保てるだろうか?そんな視点で見ると、日経は有事にも期待できそうだ。それ以上に、Wall Street Journalのような海外紙と、対局にある人民網が何を言うのか。常にウォッチするのは重要だ。他の4紙は、残念なほど使えない。感情を平静に保つのが大事な時に、感情を乱すとは。

朝日新聞・社説
米国とロシア 協働の大国関係を築け

毎日新聞・社説
安保理でシリア決議案否決 身勝手すぎる露の拒否権

Wall Street Journal
米景気の楽観論が後退、トランプ政権の実行力に疑問=WSJ調査 (2017.4.14)

3月下旬から、トランプ氏の評価が現実的になり、夢から覚めるとともに支持率、株価、金利…すべてのモチベーションが下がりつつある。ポジティブなのは、同時にトランプ氏の過激な行動が目立たなくなった。減った、注目に値しなくなった…どちらにしても、一時の混乱は心臓に悪かった。メディアとの険悪な関係も、徐々にトーン・ダウンしている印象だ。
思ったほど無鉄砲ではない代わりに、実行力も期待ほどではない。恐るるに足らずと思われた時、アメリカは背筋が凍るような経験をするだろう。日本が民主党時代に味わったように。

人民網日本語版
目覚ましい春の中国外交 (2017.4.13)

何度でも繰り返したい。いま、アメリカをはじめ、世界が中国に期待している外交は北朝鮮だ。どれだけ手を拡げる外交よりも、数少ない北朝鮮と外交チャネルを持つ役割を果たす方が中国の外交価値は評価されるだろう。

産経新聞・社説
拉致被害者の救出 阻んでいるのは「憲法」だ

読売新聞・社説
米朝緊張と日本 不測の事態に備えを怠るな

物々しい社説を連発させて、自民党よりの産経と読売は何を期待しているのだろう?平和が何よりも大切なのは、健康が何よりも大切なのと似ている。失った時、はじめてその価値に気づく。自分の力で何もできず、不安への準備の仕方さえ知らない国が、相手の殴り方ばかり語っている。馬鹿馬鹿しい。ならば読売は何を備えているのだろう?

日本経済新聞・社説
地震に備え自治体の共助をもっと強く

日経は平時を装う熊本地震の反省。具体的な策も述べずに不安を煽るだけの産経や読売よりは意味がある。有事になれば、熊本地震を越える被害が、日本の各所に、人的に発生する。災害では発生しない、怒りや疑心の念とともに。危機管理の視点で考えるなら、災害から学ぶ方が理想的だ。
何度か読み返している良い書籍に「民間防衛」がある。舛添氏が東京都知事時代に推奨して、東京防災という無料の書籍の発端となったスイスが国民に提供している本だ。東京防災が想定しているのは主に地震だけ。民間防衛は、テロ、戦争、侵略、政権転覆、メディア占拠なども書かれている。当時の東京都がテロをなぜ防災の対象から外したのかは判らない。不完全だ。
「民間防衛」には、爆弾からの逃れ方のような話より、いかに不信が社会にとって恐ろしいか、敵は情報操作や扇動で、どうやって私たちを恐怖に陥れるのかが鮮明に書かれている。不信から平時に動いていたものが機能停止し、ニュースやネットの情報が乱れはじめた時、この国は安定を保てるだろうか?そんな視点で見ると、日経は有事にも期待できそうだ。それ以上に、Wall Street Journalのような海外紙と、対局にある人民網が何を言うのか。常にウォッチするのは重要だ。他の4紙は、残念なほど使えない。感情を平静に保つのが大事な時に、なぜ感情を乱すのか。理解できない。

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