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2953.報道比較2017.4.11

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人民網は、誰に対して成果を強調したいのだろう?世界は米中首脳会談の成果は期待外れと受け止めている。アメリカと中国の関係に変化はないようだ。問題のない範囲で、両国は相手が怒るギリギリまで行動するつもりだろう。

朝日新聞・社説
新人口推計 政策にどう生かすか

毎日新聞・社説
日本の人口、50年後は8800万人 質量共に対策が足りない

日本人が議論を苦手とする課題だ。乱暴な言い方だが、50年という時間軸の中で徐々に進む人口減少は、想像よりはインパクトは小さい。1億人を切ることも、過去と比較することも、不安にはなるが、絶対的な問題ではない。それよりは、1億人を前提にした経済、社会基盤、社会保障、行政…それらは、必ず影響を受ける。しかし、戦争や災害のような、突然の現象ではない。少しずつ縮小するなら、適切な計画があれば恐れることはない。問題は、計画がないこと。変化を受け入れず、現状を維持しようとする割には、課題を先送りしているだけ。このままなら、気づいた時には手遅れという、いまの日本経済と同様の結末をたどる。賢い人は、セルフ・プランを考えるべきだろう。

読売新聞・社説
こども保険構想 支援強化へ財源の議論深めよ

財源論をセットにしているなら、理想的な考え方だ。教育は、すべての投資と経済活動の基本だ。アメリカの将来が衰退に向かっていると指摘する人の多くは、高騰するアメリカの大学の現状を悲観している。ヨーロッパやアジアは、もっと安い学費で高度な教育を提供して人材を集めている。少子高齢化の日本が、自国のためだけに学費補助を考えているなら、やがて破綻する。投資と人材教育の長期の視点があれば、世界から有能な人材の芽を集めることができるかもしれない。

産経新聞・社説
教育勅語論争 理念読み取る力こそ育め

産経は、今この社説を書くリスクを理解していないようだ。日本国内も、海外も、全国紙としてよりカルトとして産経を見始めるだろう。

日本経済新聞・社説
選択肢を広げるガス自由化に

電力が自由化されて、どれだけのメリットが生まれたのだろう?私には体感できるインパクトはない。ガスはさらに新規参入が難しいと聞いている。じわじわと効果が出てくるものなのだろうか。期待した成果を感じられるのはいつだろう?

人民網日本語版
中米の新たな青写真を描いた首脳会談 (2017.4.10)

人民網は、誰に対して成果を強調したいのだろう?世界は米中首脳会談の成果は期待外れと受け止めている。人民網の原稿に、北朝鮮という文字がない時点で、両者は議題の設定にさえずれがあることが判る。アメリカが早々に空母を北朝鮮に向かわせた意味も判る。アメリカと中国の関係に変化はないようだ。問題のない範囲で、両国は相手が怒るギリギリまで行動するつもりだろう。

Wall Street Journal
米最高裁判事の承認、注目浴びる司法と政治の関係 (2017.4.10)

少し長めのこのコンテンツは、アメリカの有能な人材は、常にニュートラルに判断する事例として読むに値する。私はアメリカの法律家を名前で知るほど詳しくはない。それでも、アメリカの最高裁判事の人事が、政党間で駆け引きに使われ、空席の期間が長くあったことは知っている。今回登場するカティヤル氏は、政治の駆け引きよりも人材の適正と能力で指名を支持した。シンプルに行動するのがどれだけ難しいかは、社会を知るほど思い知る。だからこそ、シンプルに生きられる人は尊敬に値する。見習いたい。

Financial Times
揺れる南アフリカ、マンデラの遺産を脅かす経済問題 (2017.4.6)

どんな革命的な主張も、評価を左右するのは結果だ。うまくいけば称賛され、ひどい結果になれば批判される。考え方の是非よりも、考えたとおりに機能するのか、過程で発生する障害を適切に乗り越えられたかの方が、理想的なコンセプトよりもはるかに重要だ。歴史に名を残した人たちが優れているのは、理念だけでなく、理念に則った行動で世の中を変えた事だ。あとに残るのは理念と生まれ変わった世界だけ。途中にあった困難や痛みは、やがて薄れて忘れられる。後につづくものが行動の重みを忘れれば、理想郷はやがて消える。アフリカに起きている困難は、日本にとっても教訓になる。私たちの方が、少しだけ蓄えが多かっただけだ。行動を忘れて、口先だけで事を進めるなら、蓄えはやがて尽きる。

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