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2854.報道比較2017.1.12

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オバマ氏の最悪の失敗は?次期大統領にトランプ氏が選出されるようなアメリカにしたことだ。

日本経済新聞・社説
理想を追い求めたオバマ政治の8年

毎日新聞・社説
オバマ政権8年 「チェンジ」の決算 理念の実現に苦しんだ

読売新聞・社説
オバマ氏の8年 理念と行動力の均衡を欠いた

オバマ氏の実績で最悪の失敗は?私は次期大統領にトランプ氏が選出されるようなアメリカにしたことだと思う。
8年間の実績の見方は、3紙に大差はない。世界も同様な評価だろう。各論の評価はあえてしない。オバマ氏しか知らないことも含め、ナイス・ガイのオバマ氏なりの最適な決断はしてきたのだと思う。
だが大罪は、次なるアメリカに適切なバトンを渡す社会さえ壊したことだ。この責任をリカバーするために、これからのオバマ氏にまだ期待したい。

Wall Street Journal
トランプ氏、オバマケア廃止・代替案の同時採決を支持 (2017.1.12)

日本時間の25時に行われたトランプ氏の就任前の最初で最後の記者会見は、海外にとっては興味深い内容はあまりなかった。ロシアを除いては。アメリカ国内、それもメディアは、トランプ氏とロシアの関係に、ニクソン大統領時代のウォーターゲート事件のような暗さを描いているのかもしれない。
日本人にとって、そんなことはどうでもいい。具体的な政策を語る場でもなかったし、期待しても応えてくれるような人望は感じていないが、相変わらずアメリカの政治が、メディアも含めて、無意味な足の引っ張り愛をするのなら、オバマ時代よりさらにアメリカが後退するのを見るだけだろう。オバマ氏は8年間叩いても、埃のひとつさえ出なかった。トランプ氏は、売春婦という言葉が出てきても「あり得る」と思わせるほどのキャラクター。そして口論好き。言い争いをしはじめたら、永遠に止まらない。それは、本質的な仕事を、確実に邪魔する。
オバマ・ケアの将来に関して、トランプ氏の意見は整合性がある。国民を考えれば、まともな判断だ。だが、議会も、メディアも、トランプ氏のやり方を平然と邪魔する。そのための醜聞をかき集め、揚げ足を取る。
トランプ氏の会見から、誰もが理解したのは「この人は、大統領になっても変わる気がない」ということだ。それは、共和党代表に選ばれた時と変わらない。何度もあった変貌のタイミングを、彼はいつも無視し、今までどおりのトランプ氏のままでここまで来た。これからも変わらない。
ということは…今までどおり、彼の発言が物議を醸し、失礼な言い争いを各所で繰り広げ、非生産的なことに時間を浪費しつづける可能性が高い。

Financial Times
ダウ平均2万ドルが試す投資家の忍耐力 (2017.1.11)

ひさしぶりにFinancial Timesらしい記事が届いたのがうれしい。経済紙らしく、Wall Street Journalとは違う視点が生きている。日経には期待できない考察をFinancial Timesが届けてくれた。
今回のトランプ氏の記者会見を影響なく進んだとして、20日の就任後、新政権が動きはじめたどこかで、NY DOW 20,000は現実になりそうだ。私にはこれを2016年中に実現できなかった慎重さが、むしろアメリカ株にもう少し期待してもいいか?と思わせる印象だった。
だが、今日の感覚は少し違う。陶酔の兆しが見えはじめた。「持たざるリスク」「強気相場はじはじまったばかりか」という記事も見えはじめた。強気最後の陶酔がはじまった予感だ。

ダウ2万ドル目前、強気相場は始まったばかりか by Wall Street Journal

私は、昨年初からベアに振り向けている。2度あったチャイナリスクで利益確定のチャンスはあったが、スルーした。いま、それを後悔しているか?不安を感じているか?ノー。トランプ政権への期待で含み損はさらに大きくなったが、まだ、最後のナンピンの余力を残して待っている。アメリカ経済に期待しているからこそ、現実をもう一度考えたい。いまの膨張は、FRBのおかげだ。トランプ氏はまだ何もしていない。彼の公約に具体的なものはゼロ。この根拠から、私はポジションを変えない。もし、トランプ氏がうまくやったら、時代が変わったと損を受け入れるつもりだ。まだ上を求める人が増えるほど、私が有利になれるのだから、余計な話なのだが…

産経新聞・社説
天皇陛下の譲位 実現の方向性示す時期だ

政治、メディア、宮内庁、有識者会議の情報と発言が一致しない。最初に、天皇陛下に退位の意志があると伝わった時に似た、奇妙な状況になっている。メディアが先走っているのか、政治は必死に否定している。会議から出てくる慎重で建設的な議論がすばらしかっただけに、違和感がある。決まる前に観測気球を上げたい人がいるのだろうか?

朝日新聞・社説
出版差し止め 表現の自由の理解欠く

日本会議は安倍氏と思想が近いと言われている団体。政治結社でも宗教団体でもない。

日本会議 by Wikipedia

以前から朝日新聞とは意見が合わないのだろう。対立が多かった。その対立を社説を使って非難する姿勢は、傍観者としてはどうでもいい。日本会議という組織に興味がないのと同様、こういう時だけ表現の自由を盾に抵抗するのは、朝日新聞の感覚に違和感を覚える。なぜ第三者の朝日が、感情的に出版社を擁護しなければならないのかが見えない。名誉棄損で出版差し止め。理由として十分だ。修正版をつくって対応すると出版社も言っている。何が悪いのか?朝日の感覚は、仮に日本会議という組織の思想に偏りがあったとしても、それ以上にカルトだ。そのカルトがメディアとして発信する権利を行使しているのは社会としては害だ。

人民網日本語版
16年の中国経済規模は70兆元を突破か (2017.1.11)

国家の調整が過度に行われていると言われる中国だが、それでも5%以上の成長維持は他国には真似できない。問題は統計の調整よりは、バブルがどれだけ含まれているかだ。不動産が収縮しても成長がつづくと言いたいようだが、信憑性を高めるには、もう少し時間がいる。

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