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2792.報道比較2016.11.14

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国内紙は休刊日。冷静になるにはいい休みだ。ビジネスとしては、こんな悪いタイミングもない。この混乱に有益な意見は、今のところ、誰の口からも聞いた事がない。もっとも毅然としていたのはメルケル氏だ。

Wall Street Journal
トランプ氏のアジア戦略、進むべき道は (2016.11.11)

ドナルド・トランプ次期米大統領は台頭する中国を前に、アジアの同盟諸国に自立の道を歩ませるのだろうか。それとも、中国の野心を同盟諸国と一緒に抑えようとするのだろうか。トランプ氏と陣営アドバイザーは選挙活動中、一貫性のないメッセージを発信してきた。次期大統領としてトランプ氏は、米国の決意をあらためて伝えるために迅速に動く必要がある。トランプ氏と助言者らは、地域の繁栄を促進する政策なしにパックスアメリカーナ(米国主導の世界秩序)を維持することの難しさを過小評価している。中国は東アジア諸国にとって最大の貿易相手国になっており、その影響力を利用するのにためらいなどない。トランプ氏と助言者らは、地域の繁栄を促進する政策なしにパックスアメリカーナ(米国主導の世界秩序)を維持することの難しさを過小評価している。中国は東アジア諸国にとって最大の貿易相手国になっており、その影響力を利用するのにためらいなどない。オバマ政権は外交政策で数多くの失敗を犯した。だが、21世紀の米国の安全保障がアジアへの強い関与に大きく依存していることを理解していた。友好諸国を守り、貿易関係を強化し、地域の覇者を目指す中国の野心を阻止することだ。トランプ次期大統領が進むべき正しい道は、これまでの流れを覆すことではなく、より強い信念と速いペースで同じ道を進むことだ、としている。

今のところ、トランプ氏が大統領に選ばれたことに対して、心を打たれる行動をした人はいない。それでも、もっとも理想に近いのはドイツのメルケル氏ではないか。

トランプとの対決姿勢を鮮明にしたメルケル by 日経ビジネス

タイトルは煽り過ぎだ。対決ではない。条件の提示と言える。ずいぶんと攻撃的印象で書かれている内容だが、国を預かるリーダーが、あれだけの発言をした人が当選したからといって、すぐに歓迎するのは相当な違和感だ。どれだけの実績をこれから上げたとしても、評価はしても、好きとは言えない。永遠に心を許せない相手。できれば早く消えて欲しいリーダー。それがトランプ氏の印象だ。これとそっくりの印象の人が、安倍氏。ふたりはけっこう気が合うのでは?と予想している。
トランプ氏のアジアを含めた安全保障への戦略は、「ノープラン、思い付きで言っていただけ」だと思う。ということは、共和党の方針に近づき、ネオコンと言われたブッシュ時代の不愉快さが甦ると予想している。ますます今の安倍氏とは話が合うだろう。
日本人が考えるべきことは、アメリカの大統領の方針ではない。日本の総理大臣の暴走が、危ないと思ったら反発することだ。アメリカがどう言おうが、同盟関係だろうが、日本には最終的には無関係。私たちが、どうしたいかにかかっている。メルケル氏は、そのメッセージをドイツに発した。それでメルケル氏が次の選挙で敗れれば、ドイツにさえ暗黒が甦るかもしれない。私たちの選択は?ここで踏みとどまれる国民は、どれだけいるだろう?

人民網日本語版
孫中山氏生誕150周年記念大会 習近平総書記が重要演説 (2016.11.12)

孫中山(孫文)氏の生誕150周年を記念する大会が11日に北京の人民大会堂で盛大に行われた。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が重要演説を行い、「中国共産党は孫中山氏の革命事業の最も堅固な支援者であり、最も忠誠な協力者であり、最も忠実な継承者だ。私たちが孫中山氏に対して行える最もよき記念は、すべての団結可能なパワーを団結させ、すべての動員可能な要素を動員し、孫中山氏をはじめとするすべての革命の先達たちがそのために奮闘した偉大な事業を引き続き前進させることであり、近代以降のすべての仁人志士たちがそのために奮闘した偉大な事業を引き続き前進させることであり、近代以降の中国国民と中華民族がそのために奮闘した偉大な事業を前進させることだ」と強調した。今日、中国共産党の指導の下、全国各民族の国民のねばり強い奮闘の下で、孫中山氏がかつて描いた青写真はすでに実現し、孫中山氏が建設に尽力した、独立の、民主的で、強く豊かな国家はすでに世界の東方に高々とそびえ立っている」と指摘した、としている。

中国も大したニュースがなく、アメリカの話題への対応を試みている様子。総論では「アメリカの圧力に備えよ」だろうか。中国株は一本調子で下げている。アメリカとは今まで以上の緊張がつづくと予想しているようだ。歴史の授業でしか聞いた事がないような「孫文」の人となりを読んでみたが…中国共産党が習氏まで登場して演説するほど持ち上げる理由はよく判らない。

孫文 by Wikipedia

台湾までを含めて結束したいのか、あやかりたい歴史上の成果が何なのかも、そこまで中国の価値観を理解していない私には判らない。言葉の節々に見えるのは団結、独立、革命。いいように解釈されているだけのようだが…

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