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2630.WWDCのエントリーを忘れるほどSwftyだった2年

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デイリーのタスクになっている報道比較を除いて、こうして投稿するのは2015年の年末から半年ぶり。
その前に「ようやく仕事が落ち着くかも?」と思っていたのが2015年10月初旬。
その頃に書いた下書きが、まだ残っとります。
コンテンツをつくる感覚、取り戻すまでの助走のような内容に、お付き合いください。

記事にすることはいくつもあり、日々、起きることも書きたいことはヤマヤマでしたが…すっかりコードばかり見つめる日々でした。
仕事とは人生同様、いろいろ紆余曲折あり、運命のような出逢いや出来事あり、ドラマより奇妙な現実があったりすると思いますが、私の場合、この1~2年ずーっとSwiftでした。

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2年前。
仕事が岐路のような状態で、会社や事業を売る?という選択肢も含めて考えていた時期。
USで、いろんな人と話をしました。
家族を連れて、3週間ほど生活してみたりもして。
いろんな可能性と、試練がまだまだ見えて、どうすっかなあ…と思っていた時期、Appleは思いもしないものを発表。「Swift」という名の、新しいプログラミング言語でした。

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当時のWWDCのKeynoteのスクリーン・ショットがこれ。
このオレンジはSwiftのOrange。いま見ると、感慨深い。

手がけていた開発が、どうにもうまくいかず、悶々としていた時、運命のいたずらみたいなものです。
ちょっと書いてみるか?と思ったのです。
Swiftなら、周りもみーんなスタート・ライン。「全部、Swiftで作り直すんで…」と言えば、少し言い訳にもなるかな?新しいことできるかな?と遊びの気持ちで。

そして、書きはじめ…今に至りました。
最初に、仕事先に約束したことは半年で完成。
Swiftの完成度が高かったこと、古い環境との連携もすばらしかったこと、そして何よりも…OpenになったAppleのおかげです。
以前ならNDAだの、ライツだの、堅苦しい話に縛られて情報がなかったものですが、最近は、ネットで調べれば、ほとんど見つかります。
こうやろう、ああやろうの情報が、日々、ネットでシェアされてるんで、ホントにラクになりました。

そこから、さらに試練の日々でした。
書けるようになると、うるさくなるもんですね。
やれるようになっちゃうと、自分でやった方が速いと思うことが増えはじめ、いつの間にか、どこに何が書いてあるか、ほとんどマネージできる状態になっちゃって…
そうなると、外部のAPIやら、ライブラリやらまで、イメージできるようになり、いつしかGitのリポジトリで、メインになるような有り様。
もう、いいや。自分でやれば。
Codeをいじる時間はさらに増え、ヒゲがボーボー、ブツブツと独り言の多いオッサンと化した2015年でした。

昨年のWWDCは、完全にエンジニア視点で勉強してました。
行く気、ゼロ。日本で半分、サービス・インの日程が決まってたのもあり、「Swift、やめた!」とAppleが言い出したら、ショックで帰れないと思ってました。
なんとなく、Appleのイノベーションのペースもスローになってきた印象も感じはじめた昨年。
行って訊かなきゃ答えが出ないことはなく、iOSは完成から成熟に向かいはじめ、watchは未来が見えず。
サンフランシスコの景気は絶頂を越えてデモが起き、現地の投資家の話も金額の話と「いつまでつづくか判んない…」と未来を不安視しはじめていて逢う意味もなし。
USに提案できるほど、まだサービスは仕上がってないし…Xcodeがどうなるのか、Swiftがどうなるのかばかり気にしてました。

この時期、未来はSwiftに傾きはじめてたようです。
WWDC2015の会場で売られていたAppleのT-Shirtのタグは…Swifty !
wwdc2015

期待していた大きなサービスのAPIもチラホラとSwiftベースになりはじめ…Realmがノイズを発しはじめたのも、たしかこの頃?
人気の言語ランキングでもSwiftがランク・インしはじめ「iOSに行こう!」と判断した2009年(会社を設立した年です)と、同じくらい賭けたリスクに見合った結果を感じはじめました。

そして、2016年。
仕事終わるかなあ…ひさしぶりのサンフランシスコもいいかもなあ…と思った時は、すでに申し込みが締め切られ、Entryを逃しました。

おかげで、すっかり仕事も落ち着いて、ゆったり楽しもうかな、と思ってます。
今年は少し円高になりましたが、まだサンフランシスコのサービスは高いと聞いてます。
「来年はクラッシュしてるだろうから、ホテルはガラガラだよ」とのこと。
それまでに、コードでさらに稼げる仕事人になっておきたい、と思ってます。

ピュアにCodeに向き合うようになって、もっとも充実を感じるのは、Codeのパワーを何に使うのか、その意志を自分で判断できる自由を手にしたことでしょうか。
仕事でボスやってる時は、どうしてもビジネスの成功が最優先でした。稼げないコードを書かせるのは悪いと思ってましたし、生産性第一、ROI最優先で。
自分でコードを書く立場になると、ビジネスだけでなく、エンターテインメントも、ボランティアも、教育も、ヘルスケアも、全部がフラットにコードの恩恵を受けられる対象だと意識できます。
ハッカソンに出てみたり、ボランティアでコードを書いたりをはじめると、さらに視点が広がってきました。

今では、私のこどもが、コードをはじめようとしています。
これ、彼女がはじめて書いたブログ。
こどもは、ホントに飲み込みが早い。
WWDCに彼女のアテンドで行く日は、何年後でしょう?

Codeの可能性は、本当に無限。
2年前、その可能性にめぐりあえて、本当に良かった。

さて、今年は、どんなことが起きるかな?
wwdc2016

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