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2367.数々のChina Shockに見舞われたこの頃

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チャイナのマーケットが大きく下落してから、習首席がアメリカを訪問するここ数日まで。
いくつかのChina Shockを目の当たりにしました。
何度か中国人と仕事をした体験がある程度では、もうダメだ…いつも中国に注目して、彼らの価値観を学ばなければ!と危機感を新たにしました。

Xcode Ghostのハッキング

これは、Appleのプラットフォームで生きている人しか感じない不安かもしれません。私にとっては、Appleのサイトがハッキングしたり、iOSにバグがあるよりも危うさを感じました。
ミスでもなく、泥棒でもない。狡猾で、高度な悪意とともに仕組んだマルウェアです。

中国製iOSアプリ、マルウエアに多数感染 異例のアップル標的 by Wall Street Journal

App StoreのXcodeGhost事件、手法はCIAの研究と一致。作者名乗る人物がソースコード公開 by Engadget

「CIAの研究と一致」で、技術ではなく視点が高度だと判るかと思います。単純なコピーでも、闇雲なアタックでも、力任せの乱暴な方法でもないです。技術を調べて、抜け穴を見つけて、ばれな方法でガードをくぐり抜けた。日本人で同じことを試みる人はいないでしょう。こんなことをやるとしたら、あとはロシア人くらいではないでしょうか。

AppleのiOSが、Windowsやインターネットに比較すれば安心という印象が瓦解しました。インターネットは自己責任、Windowsも審査がない自由なソフトウェア・マーケットだとすれば、まだiOSは十分過ぎるほど安全ですが、それでも、防御していたはずの場所を突破されたショックは大きい。Timは、どんな顔で習首席と逢ったんでしょうね?

オバマ氏がエキサイトする理由も判ります。中国の技術も発想も高度になり、このままではやられるという危機感が現実になったということでしょう。アメリカが突破されたなら、世界のどの国からでも、中国はまんまと情報を得る技術も、攻撃して足跡を残すことなく出て行くことが可能になった。Appleでやれるなら、他の企業へはさらにたやすい。そう認識すべきだと思います。

Appleは、徹底China Shift

Appleのもう一方の側面は、マーケットとしてのChinaです。6月のWWDCも、9月のプロダクト発表でも、徹底して中国を意識していました。ビデオで登場するSushiや東京タワーは、墨絵と東方明珠電視塔に代わりました。
Apple Pencilが必要な理由は?手書きで取りたいマーケットはアートや描画だけでしょうか?漢字のためのApple Pencilに見えたりしませんか?

新しいiPhoneで増えた色はピンクでした。女性を意識した?イエス。中国が大好きな色も、ゴールドの次はピンクです。なぜ前世代のiPhone 6シリーズがプロダクト・リストに残ったのに、ゴールドだけ消えたんでしょうか?ゴールドがお気に入りの人たちは、高くても新しいものが大好きで、古いものといっしょにされるのを嫌がる人たち。Appleのしたたかな計算が見えます。

iPhone6s-4Color-RedFish

11月に発売のiPad Proにも他のiPad同様、しっかりゴールドが準備されました。Macにも、Apple Watchにも…中国とインドを考えれば、ゴールドは必須のようです。

ApplePayは、日本よりも中国を優先するでしょう。もうマーケットの規模も優先順位も、アジアのナンバーワンは中国です。

アップルペイ、中国参入へ第一歩踏み出す by Wall Street Journal

悔しいなら、政治には安全保障よりも経済を最優先にすべきと言うべきだったし、中国人のように寝ないで働いて遊ぶライフスタイルを取り戻すしかないですね。もうそんなバイタリティはないよ…という疲労感が、すでに地球上のあらゆる国に伝わってしまったようです。

ABUロボコンでの、圧倒的な中国の技術力

ドライブ中に、こどもたちが見ていたNHKのテレビ番組を横目で見ていました。
ABUロボコンという、ロボットづくりで世界が技術を競うアジア大会です。
今年のテーマはバドミントン。各国がバドミントンをマシンにやらせて競い合うんですが…クルマを運転しながら聞いたナレーションで思い浮かべていた「バドミントンを機械がラリーする」を実現したのは中国だけ。
日本を含め、他の国がつくった機械には、すべて犬の散歩のようなワイヤーを人間がコントロールしていていました。

他の国が、ゲーム・コンソールでのコントロール大会をしている間に、中国はコンピュータで全自動に挑戦している。テレビの画面を見て驚いたのは、このソフトウェア…Windowsで動いてる?彼らに、さらに高性能なOSを提供したら、余裕で全自動制御を仕上げそうな気がします。

バドミントンのシャトルを、3点ほどのカメラで捕捉し、落下点を予測して走行して制止、落下のタイミングに合わせてラケットを目的の方向へ向かって放つ…これって、パトリオット並みに高度なんじゃないか?これをWindowsで?

もし、中国にアメリカと同じ価値観が芽生えたら…アメリカのAhmed少年に起きたような、警察を大統領やイノベーターが制止して挑戦を推進する時代が、中国に起きたら…中国はアメリカをすぐに追い越すでしょう。

いずれにしても、アメリカが脅威を感じるのは当然、日本はすでに圧倒的な差を中国につけられ、学ぶのは私たちの方だと実感しました。

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インターネットがうまく通じない国には縁がないだろうと思ってましたが、こちらが頭を下げて仕事をさせていただきます。
本気で中国を学ぼうと思います。

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