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2190.Photos(写真)第一印象。変わったのは見た目。中身に大きな変化なし。

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まず最初に、おわび。

先週「iPhotoからPhotosへ」で書いた中に「Photos(写真)は、ライブラリが唯一に限定されている」との表記は、誤りでした。すべての記事の冒頭にも追記しましたが、ライブラリはiPhoto同様、いくつでも作ることができます。ただ、メニューにはその項目が一切ありません。

こちらに、テクニックとしてまとめましたが、optionキーを押しながらPhotos(写真)アプリケーションを起動すると、ライブラリ選択・新規作成画面が登場します。(iPhotoと同様です。)

ついでに、ライブラリを修復したければ、command+optionで修復できます。これもiPhotoと同様です。

という感じで、見た目は大きく変わったように見えますが、中身に大きな変化はありません。
iOS 6がiOS 7になった時。MavericksがYosemiteになった時と同様、ユーザー・インターフェイスが大きく変わっただけで、中身は「あれれ?」というほど、変わってないです。

システム・ライブラリはひとつ = iCloudフォトはひとつ

システム・ライブラリとPhotos(写真)が呼ぶものは、iPhotoのiCloudフォトがひとつしか接続できないのと同様です。
system photo lib

iPhoto iCloud

これは、不便でも、驚くことでもありません。
多数のライブラリで、iCloudに接続されると、iCloudが同期情報を見失うはずで、こうなるのが自然です。

この切り替えは、環境設定の「一般」にあります。
config

ライブラリの中身(パッケージの内容)も、大差なし

驚いたのは、ほとんどPhotos(写真)のライブラリの中身は、iPhotoと同一だったこと。なんのために…アップデートしたの?と思うほどです。今までより管理できる情報が減ったので、もっとシンプルになったのかと思ってました。
サムネイルの作り方も、フォルダを大量につくるのも、まるっきりいっしょです。

ということは…データは今後も肥大化するようです。

やっぱり同期、iCloudは苦手

iCloudで共有しているアルバムの写真の数が一致しない。
iPhoto時代とそっくりの挙動、対応手段も同じです。

Photos(写真)で、共有している写真の件数が合わない時は?:iCloud写真共有をやり直して待つのみ

プログレス・バーや件数くらい出して欲しいですけどね…

これが、いつものAppleアプローチ

これは、いつものAppleのアプローチで、期待を裏切られたようで残念ですが、変え過ぎると大きな混乱も招くので、これくらいで…という前向きな判断をしていると思います。
iOS 6からiOS 7への進化の時より、見た目はまったく変わらなかったiOS 7からiOS 8への進化の方が、けっこうシンドイと思えるほど、見えないところで大きな変化がありました。それと同様のアップデートをするための、まずは準備としてのリリースと受け止めてます。

ユーザー・インターフェイスは…なれるかなあ

個人的に、一番イタかったのは「イベント」がなくなったことです。おかげで大量にアルバムができてました….
なんでイベントがなくなったのかは不明。
おかげで「モーメント」はPhotos(写真)の独断で分割も統合もされるようで…まだ慣れないですね。
毎回「アルバムを作れ」ということでしょうか?
そうしないとシェアしにくいですしね。まとめる概念は、ひとつに集約される方がいいのかもしれませんが。

私は使っていませんでしたが、「レート(星の数で表現)」がなくなってショックを受けている人も多かったようです。
付けといても無駄にはならない機能のような気もしますが、なんで省いたんでしょうね?
あとで復活されると、むしろさらに腹がたつと思います。

ライブラリの容量は、ダイエット?(私の場合)

移行後、私の環境ではライブラリのサイズは10GBほどダイエットされてました。

iPhoto size

Photos size

「増えた」と海外で言っている人もいるので、あくまで私の場合です。

あとは、まだ半熟?と思える部分がいくつか。

写真の削除に、毎回警告。BackspaceでないDeleteキーが効かない

delete
この警告が、毎回出ます。疲れます。
それと…デスクトップにはあるキーボードのBackspaceではないdeleteキーが効かないです。
これは、最近、よく見かけるテスト不足ですね。
Developerも、ラップトップばかりでテストしてるようで、気づかないんでしょうね。
これも時代の流れでしょうか。
Appleの場合、deleteキーを削りそうで恐いです。

動きが軽快、というわけでもない

写真の拡大縮小や、見せ方が前と変わっただけで、動きがギクシャクする場所はあります。画像の削除、アルバムに追加あたりは、iPhoto時代の方が軽快です。
共有、ジェスチャーでの写真の遷移は、圧倒的にPhtos(写真)が軽快。こだわった場所が、iOSと同じ価値観でつくられてますね。

以前、iPhotoがこだわっていた便利さは失われた

これは、時間優先だったのだろうと思います。未熟なまま出しちゃった印象です。

  • アルバムの上で、ポインタを動かすと、中の写真が切り替わった。
  • アルバムの件数が、ポインタを乗せるといつでも見られた。(Photosだと、ある程度、写真のサイズを大きくして、写真にポインタを乗せないと出ません)
  • 「すべての写真」のような大量の写真がある時、スクロールした時に「年月」が表示された。これがないと…まったく時間軸がなくなる。探せない。
  • 画像のファイル名はない。これはまあいいかな…

みんな、iOSに慣れてるからいらないよ、と思っているならいいですが、MacにはMacにあるべきユーザー・インターフェイスがある、とWindows8が出た時には、Appleは言ってましたね。
やがてAppleもiOSとMacを統合するつもりなんでしょうか?PCにあるべき快適さは、iOSとの共通化というキーワードで失われています。

すっきりしましたね。見た目は。重要な進化です。

悪い印象かといえば、まったくそんなことはないです。
名前まで変えて、ずいぶんとテストしてるので、もっとすごいのかと期待しちゃっただけで、見た目のスッキリさはすごく進化を遂げました。
ようやくYosemiteのしたかったことがわかってきたというか、全体のバランスが取れてきたような印象です。

これからの進歩には、期待していいんでしょうか?
iOSの進歩と歩調を合わせる必要はないんで、どんどん進んでいって欲しいです。
期待してます。

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