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2183.iPhotoからPhotosへ。最後に過去のトラブルをログ:iPhotoからPhotosへ編

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2015.4.14 訂正:Photos (写真)へのアップデート作業後、使用して記事に誤りがあったことが判りました。訂正してお詫びいたします。
Photos (写真)は、ライブラリを唯一というのは誤りでした。ライブラリはiPhoto同様、いくつでも作ることができます。ただ、メニューにはその項目が一切ありません。ライブラリ作成には、Optionを押しながらPhotos (写真)を起動することで、実行可能になります。

ライブラリ修復編
iPhoto Library Manager編
Dropboxでライブラリ管理編

長々とログしてきましたが、最後にiPhotoの設計コンセプトや、ユニークネス、Photosへの移行を促した時代背景などを書いておきます。

写真というデジタル・データは、管理が厄介なものになりつつあります。
現時点で、その答えを適切に出せた人は、まだいない気がします。

Googleの写真検索は優秀です。世界中の写真が検索できます。でも、検索はコトバでやることになります。「真っ赤な夕日」は、まだ、画像で検索することさえできません。一度、テキストで入力しないといけません。
管理する感覚も、Googleはまだ希薄です。楽しさは、さらに見当たりません。

Dropboxは「整理」にはもっとも近いです。
いつでもどこでも、どのデバイスでもは、Appleよりも、Googleよりもカンペキな仕事をしてくれます。
今のところ、残念なのは「ブラウザを通して」「PCのデータとして」しか、管理できないことです。
フォルダをどう作るのか、どう整理整頓するのか。
これは、全部、ユーザー自身が勝手に考えるべきものです。
やがて…好きなように放り込み、無駄なフォルダが増え、同じ写真があっちにもこっちにも…ストレスが同期されていくでしょう。

Microsoftは…すみません。私のライフスタイルの中に、選択肢を出すところまでも至ってません。
せめて、モバイルだけでもメイン・プレーヤーに再登場して欲しい。

そういう意味では、やっぱりAppleのコンセプトが、私のライフスタイルにとっては、現時点ではベストな選択肢になります。
どれだけもっさりしていても、フォルダの中に放り込んだ数年前の写真を探すよりは、iPhotoの画面で探すのは、ラクで、効率的に見えて、楽しく、ストレスは最小限でした。

(Photosではなくなるようですが)星でレートをつけたり、フラグでマーキングしたり、イベントという名で写真をまとめたり、アルバムを作ったり、お気に入りの写真はポストカードや、カレンダーにもできる。
このオーダーした完成品に触れたことがありますが、そりゃもう…すばらしいApple Qualityです。自分で探して、値段を交渉して、品質をチェックして…なんてことをするより、確実にレベルの高いものが、世界一リーズナブルな価格で手にできます。
Appleのマークが付くんですが、これをイヤだという人は、今の世界では少ないでしょう。これがGoogleやDropboxでは…マジックは起きません。

ここに、撮影場所が記録されて、世界地図に表示されたり、自動で顔認識されて、人が分類されたりすると…やっぱりAppleが大切にしている「エクスペリエンス」の意味がわかってきます。

iPhoto map

どれだけもっさりにイライラさせられても、やっぱり写真を見ると笑顔が生まれる。その軸は「エクスペリエンス」です。人の成長や思い出であり、場所に行った体験や記録である。Appleが大切にしていることは、いまの時代にはマッチしていると思います。

このこだわりが、残念なほどデータを膨大に発生させます。

たとえば…なぜ顔認識は自動なのか?
この顔認識、どうやっても設定からは外せない。なんでこんなマシンパワーを食う作業を必須にするのか?

Face

何気なく使っている、iPhotoのイベント表示ですが、この写真が、ちゃーんと顔が中央に来るようになっていると気づいたことはありますか?もっとも大事に思える被写体が、ちょうど真ん中にあると思いませんか?

エンジニアの人なら気づきますが、これはなかなか大変です。
写真は、たいてい長方形です。このイベント・ブラウザは正方形のサムネイルです。なぜ?写真がどちらを向いていても、最適な中央を見つけるからです。
そう。顔認識は、イベント・ブラウザにも、サムネイル生成にも、人々の認識のベースにも使われています。だから設定から簡単に外すわけにはいかない、必須の機能になっています。

おかげで、私のようにiPhotoライブラリをDropboxに放り込むと、大量の…
iPhotoTrouble1
顔のサムネイルが生まれます。

サムネイルも、同様の理由だと思います。
写真と、イベントのブラウザは、スムーズにサイズ表示を拡大縮小できます。
巨大なデータを、そのまま小さくすると必ずジャギーが出ます。
小さなサムネイルを大きくしても荒れます。
iPhotoで、そんな気持ち悪い写真は、オリジナルの画像のサイズがあまりに小さい時しか見たことがありません。
自動で、画像の大きさに合わせて、拡大縮小が気持ちいいデータを生成して、表示を見えないところで切り替えています。
当然、必要なサムネイル数は増えます。

これらの膨大なデータ生成が、ネットでどんどんシェアされ、みんながデバイスをどんどん持って、あちこちで撮影し、見たがる時代には合わなくなってきた。
これが、iPhotoからPhotosへの移行の、もっとも大きな原因だろうと思います。

iPhotoは、複数のライブラリを持てますが、iCloudと接続できるライブラリはひとつでした。
これを乗り越えようとすると、こんな警告が出ます。

iPhoto iCloud

これを切り替えると、ライブラリの大半がアップデートされます。
もしこれがDropboxにあるライブラリだと…悪夢です。
(私はこれで、さらに数か月のDropbox同期が必要になりました。)

Photosでは「ライブラリはひとつ」と決まっているようなので、この問題は起きませんが…ひとつ。私はすべてを入れるのは少し恐い。
[注記:この記載は、Photos (写真)を実際にインストール後に誤りであると判明しました。Photos (写真)もiPhoto同様に、ライブラリを複数作成して切り替えて使えます。

iPhotoのライブラリ破損と、その後のTime Machineさえリカバリーできなかったことは、相当ショッキングでしたが、通常の使用で写真をなくす、消してしまう、ということは皆無でした。iCloudの同期でも、重複は時々発生しても、同期からもれることはなかった。相当慎重に、同期を取り扱っていたように見えます。

Appleがエクスペリエンスを最重要視して、写真という財産の価値に重点を置いている限り、私はやっぱりAppleの選択肢を選ぶし、勧めると思います。どれだけストレスを感じても、GoogleやDropboxは、写真を「データ」としてしか見ていない。Appleだけが、写真を「思い出の記録」と見ている気がします。

みんながたくさんのデバイスを持ち、シェアし、残していく。そんな時代に、新しいAppleのPhotosが追いついていることを期待しています。

So, what do you think ?