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77.青い鳥たち、羽ばたく

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8月12日、株式会社講談社 青い鳥文庫文学賞「おもしろい話が書きたい!」の授賞式が行われました。
この青い鳥文庫文学賞「おもしろい話が書きたい!」は青い鳥文庫の創刊30周年を記念して催された、読者の対象を小学生にしぼったプロアマ年齢不問の文学賞です。
作品選考は、青い鳥文庫編集者と小学生であるジュニア編集者で行われました。4名の受賞者の平均年齢はなんと16.3歳。 選考ではもちろん年齢を伏せて行ったとのことですから、ただ若いだけではない、逞しく輝く才能たちです。
取材を通して驚いたのが、自分の意見をしっかりと持ち、相手に響く言葉で伝えられるということ。年齢から大人が勝手に描くイメージを、簡単に超越してにっこり微笑まれてしまうので、完全にノックアウト。懇親会のサプライズケーキに無邪気に喜んだり、iPadを好奇心いっぱいに触ってみたりと、子どもらしい一面にホッしてしまう思いでした。
本当に本が好きな彼、彼女たち。澄んだ瞳の彼らに接していると、この時期に触れる本がどれだけ重要なものか、どれほどの可能性を子どもたちに与えることができるのか。改めて考えさせられました。

受賞者の方々へのインタビュー

■ 花園牡丹(14歳)

受賞の感想:

とても嬉しいです。この本を書いて良かったなと思いました。

創作時に気をつけていたこと:

初めて文章を書いたので締め切りを意識して無我夢中で書きました。

気になる本・作家:

令丈ヒロ子さんが好きです。

電子書籍について:

いいですね。使ってみたいです。

■ 西村泉(11歳)

受賞の感想:

嬉しいです!

創作時に気をつけていたこと:

楽しくやることです。

気になる本・作家:

はやみねかおるさんの面白いところが好きです。

電子書籍について:

本で読む方が楽しいと思いました。読んだことはないですけど…。

■ 佐藤香菜(16歳)

受賞の感想:

子どもの頃から物語を書くのが好きで、作家になりたいと思っていたので、その第一歩が踏み出せて良かったと思います。

創作時に気をつけていたこと:

登場人物が4人いて、それぞれの個性が薄くならないように、みんなにスポットが当たるようにしました。

気になる本・作家:

はやみねかおるさん。青い鳥文庫を読むようになったのも、作家になりたいと思ったのもはやみねさんの影響です。ずっと尊敬しています。

電子書籍について:

本は紙の手触りや、重さを感じて読むものだと思っているので、技術の進歩とはいえあまり賛成できないです。

■ ユズハチ(24歳)

(ご希望により、写真は掲載致しません)

受賞の感想:

とても嬉しいです。まさか自分が賞をいただけるとは思っていなかったのでとても驚いています。

創作時に気をつけていたこと:

初めて文章を書いたので締め切りを意識して無我夢中で書きました。

今気になる本・作家:

「黒魔女さんが通る !!」の石崎洋司さんです。

電子書籍について:

わたしはすごくアナログ人間で、パソコンも家にないのでよくわかりません。

ジュニア編集者の方々へのインタビュー

■ 森下悠菜(小6)

ジュニア編集者に応募したきっかけ:本が好きだったからです。
選考のお仕事の感想:楽しかったです。
気になる本・作家:いっぱいいるんですけど、有川浩さん。会話の描写が好きです。
電子書籍について:触ったことはないけど、読んでみたいと思います。便利そう。

■ 鈴木詩織(小6)

ジュニア編集者に応募したきっかけ: 青い鳥文庫がきっかけで本を好きになって、始めは作家になりたいと思っていました。ジュニア編集者の募集を見てやってみたいと思い、応募してみました。おもしろかったので何度も応募してしまいました。
選考のお仕事の感想:充実感でいっぱいです。
気になる本・作家:はやみねかおるさんと東野圭吾さん。はやみねさんはずっと前からファンで、キャラクターのユーモアが好きです。東野さんはミステリー一筋で、トリックとか最後のどんでん返しが好きです。
電子書籍について:iPadが出た時から欲しいと思っていました。

■ 味園史音(小4)

ジュニア編集者に応募したきっかけ: 昔から青い鳥文庫が好きでファンクラブに入ったときに、ジュニア編集者があるのを知って。
選考のお仕事の感想: やっぱり、アズリ(ユズハチさんの作品「魔法の国のアズリ」の主人公の名前)は最高です!
気になる本・作家:今は「黒魔女さんが通る !!」という作品と、「若おかみは小学生!」という作品です。やっぱりみんなが思い合ってたり、魔法が出てくるところが好きです。
電子書籍について:ぜんぜん平気です!

■ 秋山凛(小5)

ジュニア編集者に応募したきっかけ: 本が大好きで、小さい頃から絵本もたくさん読んでもらっていました。青い鳥文庫へのひとことメッセージに思ったことを書いてみて当たっちゃったという感じです。びっくりしました。
選考のお仕事の感想: みんな素晴らしい作品ばっかりだったので順位をつけるのは難しくて決めるのはたいへんだったんですけど、仕事だったのでがんばりました。順位とかつけたくなかったくらい素晴らしい作品ばかりでした。
気になる本・作家:はやみねかおるさんです。「名探偵夢水清志郎事件ノート」など全部読んでいます。ふつうの会話でおもしろく笑いを取れるところがすごいなぁと思います。
電子書籍について:便利だと思いますが、本特有の手触りとかあったほうがいいんじゃないかと思います。

■ 二宮佳子(小6)

ジュニア編集者に応募したきっかけ: 本を読むことが大好きで応募しました。
選考のお仕事の感想: 楽しかったです。 編集者の方たちに、わたしは自分の意見を伝えるのが苦手なときもあるんですけど、みんなわたしの意見もちゃんと聞いてくれて嬉しかったです。
気になる本・作家:はやみねかおるさんです。
電子書籍について:お父さんがiPadを買おうとしていたけど、やっぱり本は本である方がいいんじゃないかと言っていました。

青い鳥文庫文学賞「おもしろい話が書きたい!」担当者へのインタビュー

高島恒雄 編集長

今回の企画を考えられたきっかけ:30周年の節目に、青い鳥文庫読者の子どもたちの中には作家になりたいと思っている人がたくさんいることも知っていたので、子どもが応募しやすい形で、なにかやってみたいと思っていました。

授賞式が終わって:受賞者はみなさん若い人たちですが、みなさん才能にあふれ、素晴らしい人たちです。みんな将来が楽しみで、作家になるか、編集者になるか、何もまだわからないですけど、素晴らしい大人にはなってくれると思います。ジュニア編集者のみんなは、今日は、まだいつものパワーの片鱗も見せていません。もっとすごいです。すぐ編集部でいっしょに仕事して欲しいくらいです。
電子書籍について:いいと思います。まだまだ黎明期で、誰も将来のイメージはわからない。でも、新しいものにはきっとおもしろいことがある。旧来の書籍がどうというより、それもあって新しいものもある。おもしろいことができると思っていますし、やるべきだと思います。

お忙しい中、ありがとうございました。青い鳥文庫文学賞のリンクはこちら。

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